音楽なのか…
以前から、ずーっと意識していたことだけれど、
俺が尺八でやっていることは、音楽なのか?
わりと多くの人が、箏・三味線・尺八などを、お稽古事としてしかみていない面があるのではないかと思う。
俺も、最初の一歩を踏み出したときはそうでした。
でもね、師匠のお稽古に入るうちに、変わったんです。
うちの師匠のお稽古というのは、サークル室の隣にある、畳の部屋で行われます。
で、前の人のお稽古が終わって、サークル室に帰ってくると、
次の順番の人が、畳の部屋へ向かい、ノック!「失礼します」と入室→お稽古となるわけです。
ノック!するまで師匠は、一人で部屋にいます。
すると、練習なのか、思いついたフレーズなのか分からないのですが、窓の外を見ながら
吹いているときが多々あるんです。
あるとき、それにビビっっときました。
「やべぇ、なんだこれ。」みたいなかんじです。
音の大きさとかいう話じゃなくて、音楽として、その1フレーズが強烈に感じられました。
それ以来、なんとなく、俺は音楽をしよう。みんなに聞かせられるものをと、考えながらすごしています。
昨日、ふとそんなことを思い出しました。